マッチングアプリ
私は沸き立つ欲望を独りでは抑えきれなかった...
そんな淋しい私に味方がいる
登録は簡単だった
色んな男からすぐに連絡が入り少しやり取りした。
その後、1人の男と話すことに。
低めの声のトーン、話すテンポの良さ
悪くない。ゾクゾクする。間違いない。
好みのタイプだ!
私は不毛なやり取りが嫌いだ
できることなら、「コレ!」と思ったものはすぐにでも手に入れたい。
「...君の写真が見たい」
唐突にそう言われた
迷うことなどなかった
アプリ登録時に欲しい欲望が頂点に達していたのだから。
今思えば、誰でも良かったのかもしれない...
言われるがまま、私の全てをさらけ出した
彼が知りたいであろう、あらゆる角度から撮った
前から後ろから、
倒れ込むように全てを開いた挑発的な姿から...
修正も入れずに彼に送った
ありのままを見て欲しかったから。
後から「なんか違う」なんて言われたくないから・・
すぐに折り返し電話がきた
「君が欲しくなったよ。もっと写真、送ってくれる?」
私は喜んで送る約束をした
彼に迎え入れてもらえるならば、毎日だって送ってもいい
淋しい人間はこうやってイケナイ沼に堕ちてくのだろう...
車の下取りを一括アプリで査定した話。
色んな車買取屋から次々と電話が入り、
そのひとつにLINEで車の画像を送った
リモートで査定が可能な時代。
車体の前後左右、ドアを開けた画像、シートを倒した画像、運転席のパネル・・・
明日もたくさん送ろう。
イイお値段になりますように。
私はズルい より続編でした。
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